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DSDS 第3弾【DSDSをトリプルスロット(化)】にする方法を解説

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如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。 

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

いつも本当にありがとうございます。

 

この記事は2018年07月23日に投稿したものを何も手を加えずに2020年10月15日に再投稿したものです。

格安simもだいぶ浸透して、DSDSやトリプルスロットといった用語もやや旬を過ぎた感はありますがまあいってみます。

(約5,600文字です。)

 

   

最近スマホ用語でDSDSってよく聞くようになりましたね。

DSDS端末をお持ちでSDカードを拡張したいという方はぜひ読んでみてください。 

 

 

過去にDSDS 第1弾として

DSDSの概要や運用方法、メリット・デメリットなどの解説 

www.sankairenzoku10cm.blue 

DSDS 第2弾として

DSDSの実際の設定方法の解説

 

www.sankairenzoku10cm.blueと計2件のDSDS関係の解説記事を書かせていただきました。

 

 今回は

『DSDS 第3弾DSDSを【トリプルスロット(化)】にする方法を解説』 

と題して2スロットしかないDSDS端末をトリプルスロット化する方法を実際の写真と共に解説します。

 

注)それなりの手順があるので長いです。

 

 

 

 

DSDS端末の最大の欠点はsimスロットの排他利用だ。

 

DSDSについてもう一度整理しましょう。

 

 

①DSDSとは

2枚のsimカードで同時待受け出来る。片方のsimカードで通信している最中に、もう片方のsimカードで電話を着信・通話することが出来る。すなわち2枚のsimカードを使えるって事がメリットのひとつです。

 

 

②DSDSのsimトレイです。

sim1とsim2がセットできるようになっています。sim2はSDカードと排他利用(simカードかSDカードのどちらか)です。

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simカードとSDカードです。

左からピンクが通話用sim、白が通信用sim、黒がSDカードです。

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通信と通話の2枚のsimを挿すとしましょう。ピンクが通話用simで白が通信用simです。

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通話もできるし通信もできます。DSDSそのものです。

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⑤2枚のsimカードを挿してDSDSで運用していたのですが、写真やビデオの量が増えて本体に保存できなくなった場合どうしましょう?通常なら『SDカードを買って来てSDカードにに写真を保存しよう!』となるのですが、DSDS端末はそういう訳にはいきません。なにしろ既に2枚のsimカードが挿さっていてSDカードを挿すスロットが無くなっているのですから。

 

『simスロットは2個あるのですが、1個はSDカードと排他利用』これがDSDS最大の欠点なのです。

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⑥参考までに通話とSDカードを挿すとしましょう。ピンクが通話用simで黒がSDカードです。

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写真やビデオはSDカードに保存できますが、simカードは1枚になるので当然通信が出来ませんこれではDSDSとは言えません

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⑦求める理想形=物理的に不可能なのは分かったがsimカードも2枚挿して写真やビデオもSDカードにガンガン保存したいこれが理想の運用です。

 

 

 

じゃトリプルスロット端末でいいやん。

 

現在、DSDS(2枚のsimカード)で更にSDカードも挿せるトリプルスロット端末ってのが発売されています。

 

smartttphone.com

ここではそのトリプルスロット端末を紹介します。ただ本題からは少しずれますので紹介にとどめます。

 

日本で使えるのは以下の13機種です。

 

zenfoneシリーズ

①zenfone 4 max 

②zenfone max plus(M1) 

③zenfone 5Q

 

motoシリーズ

④moto G4 plus

⑤moto Z play

⑥moto G5 plus

⑦moto Z2 play

⑧moto E5

⑨moto G6

⑩moto G6 plus

 gooシリーズ

⑪g08 

 その他

⑫Wiko VIEW

 ⑬FLEAZ BEAT

 

 

 

そうもいかんのですよ。

前出のトリプルスロット端末にすれば『DSDSの最大の欠点は…云々』などとややこしいことを考えずにスッキリするわけです。

 

 

『お断り  

確かにトリプルスロット端末が一番なのですが、ここでポンポンとトリプルスロット端末を購入するのもアレだし、おまけにこの記事もここで終わっちゃいます。敢えてトリプルスロット端末を購入する以外の方向で話を進めます。』

 

 

 

話に戻ります。

ただ、トリプルスロット端末に変えるとなるとある意味機種変更になるわけですね。

 

トリプルスロットに限らずスマホをやり替えるって色々面倒ですよね。

 

・今のDSDS端末がまだ使えているのに、SDカードを追加するためだけにトリプルスロット端末を購入するの?

・トリプルスロット端末の中で気に入った端末があるの?

・トリプルスロット端末の本体サイズはちょうどいいの?

 ・自分の使い方にスペックは合っているの?

 ・本体設定も必要だし、電話帳移行、アプリの引き継ぎも大変(LINEやゲームやねこあつめなど)。

・それよりもトリプルスロット端末を買うお金あるの

 

などなど。

 

 

おまけにDSDS端末やらトリプルスロット端末のようなマニアックな端末はキャリア関係無しなので全部自分でやらなければいけません。 出来るならば機種変更は避けたい

 

 

じゃどうすんの?

いい質問です。その問いにお答えしましょう。行き詰まった感がありますが安心してください。

  

ここからが本題です。

 

DSDS端末を使ってトリプルスロット(化)するのです。その術を解説します。

 

もちろん端末を替える必要もないし、SDカードもちゃんと使えるようになります。

 

 

 

sim延長アダプターを使うのです。

何それ? 

 

simアダプターの説明の前にちょっと待って、一言だけ言わせて下さい。

 

端末を分解した訳ではないのですが、DSDS端末の本体の中を覗いてみようと思います。

 

先ずsimトレイと実際にsimを置いた位置関係はこうです。sim1は固定、sim2とSDカードのどちらかです。

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と言う事は、本体の中にはsim1の端子がある。sim2かSDカードはどちらかしか挿せないがどちらの端子にも対応できている。従って、本体の中には端子が合計3個備わっているはずです。

 

 つまり、こうです。

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写真の黄色い部分simカードおよびSDカードの金属部分が接触する端子だと思います。と言うかこうなっていないとおかしいのです。

 

この構造を上手く利用したのがsim延長アダプターです。正確な名称は『simカードフレキケーブル延長アダプター』と言うそうです。

 

世の中には色々な物がありますね。

 

 

 

これが実物です。

 

どっちが表かわかりませんが写真の向きが表だとすると、光っている部分が本体のsim2の端子に接触する端子部分です。

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裏にすると端子部分の反対側にsimカードを装着する金具があります。金具以外のオレンジ色っぽい部分は厚さ0.1mmだそうです。 

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amazonの商品ページのURLをつけておきます。

www.amazon.co.jp

sim延長アダプターの端子の大きさはnanosimにしか対応していませんが、金具は3種類のsimカードに対応した製品があるようです。

また海外のショップでは1.5ドルくらいで手に入るそうです。

 

step1:本体の電源を落とします。

こういう作業の時は必ず本体の電源を落としてください。

 

 

step2:simトレイにsim延長アダプターをセットします。

まずアダプターの金具にsim2のsimカードを装着します。

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次にアダプターをsimトレイにセットします。

結果的にはSDカードの上にアダプターの端子部分を載せるのですが、あたかもsim2があるとしてそのsim2の端子があろう部分にアダプターの端子が重なるようにセットします。

写真を見ながら納得してください。

 

 

手順①

赤印のスペース。SDカードを置いて僅かに残るこのスペースにアダプターが入るようにします。と言うより強引にねじ込みます。

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手順②

セット直前です。yes i can. 

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手順③

SDカードを置いてからアダプターをそのスペースに挿し込むのは至難の業なので、先にアダプターを挿し込んでおいて後からSDカードが所定の位置にセットできるように双方を仮置きしてください。

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手順④

位置合わせしてアダプターの端子部分を少し寝かせてセット完了。3個の端子が並びましたね。本体の中を覗いた時の本体の端子の位置関係と同じ並びですね。

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step3:本体にsimトレイを戻します。

 

simトレイにアダプターがセット出来たら、そのままの位置関係で simトレイを本体に戻します。

 

手順①

アダプターがずれないようにsimトレイを本体に戻します。アダプターやSDカードの位置がずれていたらこの時点で調整しましょう。

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手順②

更に押し込みます。アダプターがずれようとするので少し指で押さえてあげましょう(端子を傷つけないように)。

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手順③

トレイを強引に押し込み切って完了です。本体とsimトレイは相当正確な精度で作られていると思いますので、厚さ0.1mmとはいえ少し抵抗がありますが、上下左右真っすぐ押し込み切りましょう。押し込み切ってsimトレイが本体に収まった写真です。上の写真が本体裏から見たところ、下が本体表からみたところ。

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注意事項

simトレイにアダプターをセットする時の位置関係ですが、アダプターをそのまま上にポンと載せるのはダメです。その状態ではsimトレイを本体に戻すときにアダプターが滑ってしまって上手く戻せません。simトレイだけは本体に戻るけどアダプターは残ってしまう状態(=達磨落し状態)になります。 

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また他の端末でsimトレイの構造が違う場合なども、トレイ・SDカード・アダプタの位置関係には注意が必要です。simトレイを抜くときにいずれもが本体に引っ掛かって抜け無くならないような3者の位置関係が大切です。

 

 

step4:じゃじゃーん、トリプルスロット(化)完成。

simトレイを本体にねじ込んだら電源をONしてください。

写真のように通話のアンテナと通信のアンテナ+SDカードのマークが現れたらOKです。

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これでsim1通話+sim2通信+SDカードのトリプルスロット(化)の完成です。通話もできます。通信もできます。写真やビデオもSDカードに保存できます。

 

ちょっと残念なところ。

ご覧の通りですが、なんか異様ですね。キモイ? ブサイク?

 

 アダプターは端子部分が本体にぶち込まれているだけなのでsim2を装着した金具部分はぶらぶらした状態です。このままでは当然端末の裸使いはできません。さすがに裸使いした日にはアダプターがちぎれ飛ぶでしょう。

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仮に写真のように金具部分を本体裏面にピッタリ固定したとしても表面を保護する物が必要でしょう。必然的に背面カバーをつけることになりますが、金具部分の厚さは0.1mmではなく1mm弱あるのでそのままではカバーが浮きます(写真の赤〇の辺りが浮きます)。

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本機の場合すぐ近くに指紋認証部分やカメラなどがあるので、カバーが浮くとそこから埃が入ってしまいます。精密機械に埃は禁物です。 

 

 

そこで次に私の背面カバーの加工例を紹介します。

 

 

背面カバーの加工例。

 

これは一例だと思いますので必要ない場合はとばしてください。(先ほどよりもっとキモイです)

 

 

①カバー表面からの写真。バンドエイドで全体を保護しています。バンドエイドに拘る必要はないと思います(が傷にはバンドエイド)ので、もっとおしゃれなテープ類でもいいでしょう。

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②カバー内面からの写真。薄く赤い線が見えますがそれが後に出てくるカットラインです。

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カバーが掘れ込むような感じにカット加工+細工を施して金具部分の厚みがあってもカバーが浮かないようにしています。写真はsimカードを入れていますが、その部分にアダプターの金具が来るようなイメージです。カバー自体の厚さが金属部分の厚さよりも大きいので、うまい具合に掘れ込んだ格好になります。

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④理屈はこうです。カバーが浮かないようにすると共に、カバーと端末本体の間に空間を作ってそこにアダプターが収まるようにしています。

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⑤加工したカバーを被せます。アダプターを先ほどの空間に入れるようにカバーを被せてOKです。

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加工例終わります。

 

 

最後に。

トリプルスロット(化)、いかがだったでしょうか?

 

 

ちょっと繊細な作業もありますし、仕上がりは決して素晴らしいとは言えないかもわかりませんが、何事も何かを得るためには何かを失う必要もありますからね。

 

この記事がみなさんのSDカード拡張にお役に立てれば嬉しいです。

  

こんなことしたくない(笑)って言う方は極力大きなROMの端末を選びましょうね。

 

 

編集後記

 

自分も今のDSDS端末を買う時はROMが64GBもあるからSDカードなんか無くても大丈夫だろうと思っていましたし、暫くは大丈夫でした。が、写真やビデオの量も増えてROMを圧迫するようになって少し焦って、写真データをPCに移し替えるかな~などと考えていました。

 

その時sim延長アダプターの存在を知り、これしかない sim延長アダプターは自分ために開発されんじゃないかと思うくらいジャストフィットでした。

 

結構怪しそうな製品なので最初は不安でしたが、DSDS同様セットしてみると全く問題ありませんでした。

  

ただスマホは基本裸使いがいいと思っているので、裸使い出来ないのが最後のデメリットです。

 

この端末もそろそろ2年だし、そのうちトリプルスロット端末にしようかな? 

 

けどこんなことやってる人、日本中で何人いるんだろう?

 

  

次回はDSDS第4弾として(まだやんの?)本記事でも少し触れたトリプルスロット端末に関する情報をわかりやすく整理して紹介してみたいと思っています。