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橋本帆乃香選手はカットマンなのに攻撃力も凄い。

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如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。

 

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

卓球って知ってますか?

俗に言うピンポンです。知ってますよね。

 

福原愛ちゃんとか石川佳純ちゃんとか。 

一緒に飯食いに行くならどっち?っていう下衆な話題は止めて、

 

今日はふたりのちゃんではなく、橋本帆乃香という選手です。

 

 

 

 

まず橋本帆乃香選手とはどんな人?

橋本帆乃香(はしもと ほのか)

1998年7月5日生まれ 現在20才になったばっかり

出身地 愛知県

出身校 四天王寺高校(佳純ちゃんの後輩です)

所属  ミキハウス

ITTF世界ランキング 27位(2018年7月時点)

プレースタイル 右S裏粒カット

身長 169cmと大型(愛ちゃん156cm、佳純ちゃん157cm)

 

f:id:sankairenzoku10cm:20180720215058j:plain

 http://www.jtta.or.jp/player/tabid/115/pdid/179/Default.aspx

 

卓球の多くの選手は攻撃型。

 

卓球では攻撃型と守備型があって、愛ちゃんや佳純ちゃんは攻撃型。

 

愛ちゃんがよくやる『王子サーブ』ってありますよね。

あれって愛ちゃんが開発したみたいなイメージだけど、原形は相当前(1970年くらい)から使われていたんです。3メートルくらいの高さに球を投げ上げて落ちてくるところを、えいや~!って相手コートめがけて縦方向の回転を与えて打つサーブなんだって。相手も球が3メートルも上に上がったら目で追うの大変ですよね。

 

卓球のサーブは他にも背中の方から捻って打ったり、足を勢い良くだーん!って音をさせて打ったり。ラケットで切って切って回転をかけたり。

もう訳わからんよーなサーブ打つ人多いですよね。

 

なんで卓球の人ってサーブに凝るかって言うと、

(バレーボールも一緒なんだけど)

自分がサーブ打ったら次に球を打つのは相手で

自分のサーブが凄くて相手が取り辛かったら体制も崩れるし、相手もサーブを取るので精いっぱいでレシーブが上手くいかない。返えすのがやっと。

つまり、気の入ってない球が返ってくる。例えば浮いたような球が。

そこを狙い撃つべし。スマッシュ!

これを3球目攻撃と言います。

自分のサーブが1球目、相手のレシーブが2球目、自分の狙い撃ちが3球目。

 

3球目で決まらずラリーになることもあるけど、まず3球目攻撃を組立てるためにサーブに趣向を凝らすわけなんです。

サーブは次の自分の攻撃を有利に展開するための布石なんです。

そんな戦い方が攻撃型です。

 

 

じゃ、守備型は?

 

愛ちゃんや佳純ちゃんのスタイルは攻撃型で

基本的に3球目攻撃を軸に台(=卓球台)に近い位置でプレーするスタイル。

今はどうか分からないけど昔は前陣速攻型って言っていました。

 

台の近くにいる=相手コートに近いから攻撃には適しているけど、逆に相手コートに近い=相手が打った球のスピードも速いから一瞬の誤差でスカしたりミスしたりする。台の近くでプレーするって言う事はそれだけデメリットもあるわけ。 

 

 

そこで、守備型(=カットマン)というスタイルがあって

それはどういう戦い方なのか?と言うと。

 

カットマンもサーブはまず自分からの最初の攻撃だから色々趣向を凝らしていて隙あらば3球目攻撃も狙っているんだけど、基本的なスタイルは愛ちゃんや佳純ちゃんとは逆で卓球台から大きく離れて相手の球を受けながら勝負の時期を待つ。自分からはなかなか攻撃をしない。

 

正確にはちょっと違いますが、

ざっくり言えばカットマンは相手のコートに球を返すだけして、わざと攻撃させる。初速の早いスマッシュでも台から離れているから自分の所に来るまでにはだいぶん速度が落ちている。なにより台から離れているので球も見えやすい。攻撃された球をひたすら相手のコートに返すのみ。

 

打たれても打たれても返す。しぶとく勝機を狙っている。勝負師ですね。

 

攻撃する方も神経や体力を使うからそのうち疲れたり、もう何回やるん?って集中力切れてくる。

 

そこがカットマンの狙いどころ。それを待っているんです。いわば相手の失敗を。

 

 

橋本帆乃香はカットマンだけど、いきなり攻撃する。

 

言ったようにカットマンは基本的には守備型。

相手もこいつは守備型だから攻撃はやってこないだろう、自分が打ち込む事さえ続ければ根くらべだけどそれは相手も同じ。と言う事で自分の攻撃に集中する。

 

そこを不意をついてカットマンが攻撃してきたら、ちょっとびっくり。

攻撃だけしとけばいいと思っていたのが瞬時に守備に切り替えないとイカン。

準備出来てないからそれって結構難しい。

 

攻撃型の選手がカットマンに逆に攻撃されると、そこが厳しいところなのです。

 

橋本選手はカットマンなのにその不意打ち攻撃に長けているんです。身長も高いし攻撃力もあるんですね。

ある意味カット+不意打ち攻撃が橋本選手のプレースタイルになっています。

また橋本選手は『王子サーブ』も多用します。3球目攻撃も狙っているんですね。

  

橋本選手が高校の時のプレーがyoutubeに上がっているので貼ります。

台から遠い方が橋本選手です。

今は20才ですが高校の時からこういうプレースタイルです。

時間があったら是非見てみてください。4分28秒です。


卓球 橋本帆乃香 スーパープレイ

 

 

 

 

蝶のように舞い蜂のように刺す。

カットマンって結構地味なイメージがあるんですけど、いやいやすごくカッコいいと思います。マジに。

  

橋本選手のプレー中の姿はカットする時は両手をいっぱい使って自由に羽ばたいているみたいに見えます。攻撃に転じる時は獲物を狙い澄ませたように鋭い一撃。

 

カットマンにありがちなひたすら耐えて耐えて『肉を切らせて骨を断つ』という地味でごっつい例えよりも、橋本選手にはまさに『蝶のように舞い蜂のように刺す』という表現がぴったりです。

 

プレー姿を見ていると『華麗さ』さえも感じます。

 

国立玉一郎みたいですね。

 

 

編集後記

 

文中のプレーの表現がざっくりで申し訳ありません。

実際には卓球とはもっと緻密で戦略的ですごいスポーツだということはご存じだと思います。

 

スポーツは見ていて感動するし、見ている人も(出来るならば)やってみたいって思うところがいいですよね。もう一度5歳くらいに戻りたい(笑)。

 

橋本選手、自分的には好きな選手でだいぶ前から見てきたのでこれからも応援していきたいと思います。ITTF世界ランキング27位ですが、それは全体での数値であってカットマンだけなら世界で5本の指に入ると思っています。

 

ぜひ東京オリンピックで橋本選手を見てみたいです。