如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
いつも本当にありがとうございます。
地味な土木小ネタシリーズ。
構造物を作るためには地面を掘る(=掘削)必要があります。
地面を掘った場合にどのような形状になるか解説いたします。
構造物。
こんな青色の形の構造物を作るとします。
断面図・正面図・平面図はガッコで習いましたよね。概ねお分かりいただけますね。
じゃ、この構造物を作るために地面を掘りましょう。
地面が平坦で、地面を3.0m(=図は3000mm表示)掘る場合の断面図や正面図は上のようになります。
構造物からは0.5mのフラット面=構造物を作るための作業スペースを空けます。
掘削勾配は1:0.5で深さ3.0m掘るので1.5mの法(斜めの部分)が出来ますね。
前も後も両サイドも全て1.5mの法が出来ます。
じゃ平面的にはどうなるでしょうか?
構造物から0.5m空けて、法を1.5mを作る。
それを4方向同じように掘るとこのようになります。
地面が傾斜してたらどうなんの?
先ほどは地面が平坦だったのですが、地面が傾斜していたらどうなるんでしょうか?
掘削深さ2.0mの部分には1.0mの法、掘削深さ4.0mの部分には2.0mの法が出来ます。
正面図はそれを半分半分書いています。
この場合の平面図はどうなるんでしょうか?
地面が平坦な場合と比べてちょっと変わってきます。
前後方向には単純に1.0mと2.0mの法が出来ますが、地面が傾斜しているのでサイドはその法が1.0mから2.0mに変化します。
地面が段々畑みたいになってたら?
断面図と正面図は先ほどの地面が傾斜している場合とよく似ています。
違いは地面が一様に傾斜しているか、段々になっているかです。
じゃ、平面的にはどうなる?
前後方向には単純に0.5mと2.5mの法が出来ます。
サイドは地面が水平→傾斜→水平になっているので0.5mの一定な法→0.5m~2.5mに変化する法→2.5mの一定な法と言うふうになります。
緑色の補助線を見ていただいたらよく分かると思います。
編集後記
地面の掘り掘り、いかがでしたか?
みなさんも地面を掘り掘りしたくなったでしょw。
お暇な時には地面を掘ってみてください。
じゃ最後の意地悪。もっと段々畑になったら?
平面的にはこうなります。