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『男一匹ガキ大将』またかの久保銀次編(その2)

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如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。

 

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

いつも本当にありがとうございます。

 

前にやらせていただいた『男一匹ガキ大将』名言集シリーズ。

戸川万吉の生き様を熱く語りました。

万吉のことは過去記事でさんざん語りましたので、ここでは割愛します。

詳しくは『男一匹ガキ大将名言集その1~6』を参照ください。 

 

今回はその万吉の一の子分、久保銀次の魅力をたっぷりとご堪能いただくための企画です。

 

何といっても銀次の魅力は熱さ。これに尽きます。

この熱さは修造なんかの比ではありません。とにかく熱い。燃えている。

今日本に一番必要な人間は久保銀次、この人ではないでしょうか?

 

久保銀次編(その1)はこうです。

 

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では、その2をいきます。

 

注)本宮ひろ志先生の『男一匹ガキ大将』から引用させていただきます。

 

 

おれは片目の銀次だ。

万吉の子分になった銀次。ただ万吉には色々な敵が常に現れる。今回の敵は綱村鉄次だ。

万吉と銀次がいない間に綱村鉄次が万吉の地盤を荒らしていた。万吉の大勢の子分たちもいやいや綱村の配下に収まろうとしていた。いやほぼ収まりかけていた。

そこに戻ってきた銀次。このままではいけない。万吉親分の子分たちを返せ。綱村から子分たちを取り戻すためには、綱村をけちらすしかない。当然ケンカで。

銀次と綱村のケンカが始まる。 

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しかし綱村は手ごわい。いや銀次は劣勢だ。

さすがの銀次も綱村に屈するのか?このままではダメだ。

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銀次:おれは片目の銀次だ。おまえたちとは根性が違う。

綱村:ぶっ殺してやる!

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銀次:(綱村にやられるも)おれは片目の銀次だ。(万吉の子分だ)

ラッパ:死ぬ、銀次が死んでしまう。

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この銀次の根性を見ていた(綱村にいやいや踊らされていた)万吉の子分たちに、血が戻った。

わいは万吉親分の子分じゃ!

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わいらも、やっぱり万吉一家じゃ!万吉親分が好きなんじゃ!

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こうなっては綱村もこのケンカに勝つことはできない。

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銀次たちは勝利を収める。

銀次はみんなに、なぜ綱村の子分になろうとしていたか?などという事は聞かない。

終ったのだ。おれは片目の銀次なのだ。

たった一回のこぶしがここまで銀次を熱くする。

これが男だ。男に惚れるという事だ。

 

赤姫山。

実は銀次が綱村と戦ったのは子分たちの力が必要だったから。万吉は(まぁ学生という設定ですがw)株に打って出るために軍資金が必要だった。それを1,000人の子分たちで手分けして稼ぐ。そのためにどうしても綱村から子分たちを取り戻す、こうして綱村とのケンカに至った。

 

その後万吉は株で成功し世間からも一目置かれる存在になるが、大人たちとケンカ(逮捕されようとする)して赤姫山に子分たちとともに籠城する。

 

その籠城は固くもう大人にも簡単に万吉を逮捕することはできない状態である。

 

ここに現れたのがまたしても綱村鉄次だ。大人でもなかなか逮捕できない万吉を捕まえてやる!と意気込むのだった。

そして綱村は卑怯な手を使い、友子ちゃん(万吉の恋人)を人質にあっさり万吉を捕まえてしまう。

万吉は1,000人の子分たちと籠城しているにも関わらず、ともこちゃんの身柄を守ろうとして綱村に捕まる。

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そこに現れるのが、この男、久保銀次だ。綱村から万吉を助け出しに来た。腹にはダイナマイトを巻いている。

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銀次:親分、友子ちゃん、おれっちと一緒に死んでも文句ねえな。

といってダイナマイトに火をつける。大人もビビる。

銀次:なめるなよ、刑事さん。おれたちにはいつでもこれくらいの覚悟があるんだ。生きて何かをやる。死んでもともとよ。命なんざぁいつでも捨てるだけの覚悟はできてるんでぇ。(さすが万吉の一の子分、銀次だ)

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大人は逃げる。綱村は強がる。万吉は知らん顔。

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綱村、ついに怖くなり気を失う。

銀次、ぎりぎりのところでダイナマイトを投げる。

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銀次が来たからよかったものの、子分たちと籠城しているにもかかわらず万吉は友子ちゃん一人の身を守るために綱村に屈したことに、自分の甘さを知る。

銀次は、その甘さがあるから1,000人も子分がいるんじゃねえか、と言う。銀次は万吉の甘さを、優しさを認めている。男が男に惚れるとはこういうことだ。

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(ちなみに、綱村鉄次もこのあと子分になります。展開上当然ですね。)

 

少年院。

赤姫山の事件で、万吉は主犯のため特別少年院へ 、銀次は一般の少年院へ。

ただ銀次は万吉の子分である。一般少年院で悪い意味で目をつけられて万吉のいる特別少年院へ送られたい。

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独房に入れられてもどこ吹く風だ。とにかく万吉のところへ行きたい一心だ。こんな熱い男がいるだろうか?

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飯を食う場面でも銀次はこうだ。看守に飯がマズイと言って食ってかかる。看守もお手上げだ。

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そこに銀次にちゃちゃを入れる先輩。箸で銀次の左手を突き刺す。『こいつ(箸)でも人ひとりくらい殺すのはわけねえんだぜ。』と。

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当然銀次は買う。銀二は常に前(万吉)を見ている。

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編集後記

今回は銀次の本領発揮といったところでしょうか。

いやー、それにしても何事にも熱い、燃えている。

人間とはこうありたいものである。

 

このあとも、銀次の魅力を続けます。

乞うご期待。