如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
マジ暑いですね。溶融していませんか?
『溶融とは物が熱をうけて液体になること』だって。
日本中で1日何回『暑い!』って言葉が発せられているんでしょうかね?
1億回?10億回?30億回?
夏と言えばひまわり?蝉?
夏といえば何を連想しますか?
太陽?入道雲?ひまわり?すいか?海水浴?扇風機?蚊取り線香?
色々ありますね。
我が家の夏もみなさんが連想するのとほとんど同じです。
ただひとつ、みなさんのお宅ではきっと連想できない物があります。
梅雨が明けて夏空になったころ、自宅の裏口の軒下に彼はやってきます。
毎年何回もやってきます。
さっき見たら今年初めての彼が来ていました。
何か見えるでしょ。
←意地悪してわざと小さくしました(笑)。
そうです、『蝉の抜け殻』君です。 こいつが来たら我が家も夏です。
ところで、蝉の一生を間違って覚えていた。
自分は今まで蝉の一生と言えば土の中で7年過ごして、大人になって出てきて鳴くだけ鳴いて1週間で死んじゃう。あまりに悲し過ぎる。
と思っていました。
みなさんの中にもそう思っていた方がいらっしゃるかと思います。
実はちょっと違うんだって。
幼虫は5~6年、成虫は1ヵ月らしいです。
それが事実なら成虫期間率は大幅に上がる。
自分が間違って覚えていた蝉の一生だと
幼虫7年成虫1週間なら、成虫期間率=7/(365×7+7)=0.0027
人生の0.27%しか成虫の時間がありません。
人間に例えるなら(80才と仮定したら)79才と280日くらいでやっと成人して、成人を80日ほど過ごしたら終り。
それが実際には
幼虫6年成虫1ヵ月なら、成虫期間率=30/(365×6+30)=0.0135=1.35%
同じく人間に例えると成人を1年以上(=390日ほど)過ごせることになります。
なんと自分が思っていた約5倍も成人期間を過ごせるわけです。
それは悲しくない事か?と言えばそうじゃない。
成虫期間率が5倍に上がったとは言え、それが悲しくないかと言えばやっぱり悲しいと思わざるを得ません。
1ヵ月の成虫期間率の間、鳴いて鳴いて鳴きまくって死んでいくことには変わりありません。
ただし、それは蝉の運命だし生態だから仕方ないでしょう。蝉は蝉なりにそれを自分達の生として受け止めているんでしょうね。
成虫期間率をせめて10%にしてあげたいと思ったりするけど、成虫期間を長くしてもその間中ずっと鳴き続ける事の方が余計に悲しいんじゃないかとも思ってしまいます。
蝉の鳴き声もいいもんだよ。
みーん
みーん
みーん
みーん
五月蠅いわ!
まぁそう言わずに落ち着いて。
蝉だって人間の『五月蠅いわ!』って言ってるのを聞いて『お前らの方がなんぼか五月蠅いわ!』と思っているかも分かりませんよ。五月蠅いと言わず同じ生命体として一生懸命生きている蝉たちと共存しましょうよ。
それに夏の真っ盛りにこの鳴き声が一切聞こえなくなった方が違和感あると思いませんか?
編集後記
今年も蝉が自宅の軒下から成虫になったことを確認できて嬉しく思います。
ちょっとは自宅も蝉の役に立ってるかな?
ただ、勝手に蝉の一生が悲しいと考えている自分、こんな自分の下らん考え自体が人間の持っている一番傲慢で下衆でダメなところなんでしょうね。蝉以下ですね。
いらん心配せんと自分の事心配しとけ!って蝉に言われそうです。
同じ生命体として反省が必要ですね。