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土木小ネタ:SI単位。

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如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

いつも本当にありがとうございます。

 

地味な土木小ネタシリーズ。

今回は重さの単位の話です。

 

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重さの単位。

みなさん、体重は何kgですか?

 

体重を示す単位は『kg(キログラム)』ですよね。


スーパーサイヤじい (id:rasikusinaiG) 様はご自身の体重を0.1トンと仰っていましたし、赤ちゃんの場合は『g(グラム)』と言ったりしますが、

まあ一般的には『kg』でしょう。

 

お詫び:スーパーサイヤじい (id:rasikusinaiG)様。

数字的にちょうどキリがよかったものでw、ネタに使わせていただきました。

ネタ料はツケでお願いします。

 

まさか、まだ尺貫法を使ってる人いる?

そんな方は『俺は26貫半や』などと言わずに、

1貫(かん)=3.75kgで換算して

『俺は100kgや、あるいは、俺は0.1トンや』

と言うようにしましょう。

 

SI単位とは。

国際単位系(SI)について

SI単位は、一量一単位を原則とする世界共通の単位系として、1960年の国際度量衡総会で再尺されたものである。各国がSI単位を採用することで、国際的な基準・規格が統一され、国際取引の活発化、生産性の向上が図られるほか、研究開発分野において国際的な活動を円滑化する等のメリットが期待されている。

サンドウイッチマンのコントじゃないけど『ちょっと何言ってるかわからない。』に近いよね。

 

要は重さを表すのに、グラムやポンドやオンスや貫や色々使ってたら(国際的に)ややこしいので一つに統一しちゃおうって事なのよね。

 

で土木業界も設計する時の重さを表す単位はkgやtからSI単位にしろよ!ってなったわけ。

その当時は

『もーなんちゅう面倒くさい事ぬかしとんねん!』

『いちいち換算しないかんどすえ!』

ってことで不評だったけど、もう慣れた。

 

実際には重さの単位として『N(ニュートン)』で表す。

ちなみにN(ニュートン)は、物理学者のニュートン万有引力の法則をりんごが木から落下するのを見て見つけたと言われていることに由来しています。

 

kgをNに換算するには、換算係数=9.80665を乗じる。

つまりスーパーサイヤじい (id:rasikusinaiG)様の体重をSI単位で表すと

100kg×9.80665=980.665N→980N(ニュートン)ということになります。 

1,000=K(キロ)なので、

980Nは0.98KN(キロニュートン)=約1KNと言い換えることもできます。

 

10tだと10t=10,000kgだから

10,000×9.80665=98066.5N→98.1KN。

 

逆にNをkgに換算しなおす時には9.80665で除す。

980.665Nをkgに換算しなおすと

980.665N÷9.80665=100kg

 

1,000KNをkgに換算しなおすと

1,000×1000N÷9.80665=101,971kg=約100t

 

頭痛くなってきたでしょw

『もーなんちゅう面倒くさい事ぬかしとんねん!』って なるでしょ。

 

100グラム3,500円の牛肉をSI単位で言うと。

100g=0.1kgなので

0.1×9.80665=0.98N。

 

つまり

『(100)グラムが3,500円の牛肉を買った。』

というのをSI単位で言うと

『0.98N(ニュートン)が3,500円の牛肉を買った。』

って表現になる。

 

『おまえ、何にゅーとん(何ゆーとん)?』って言われそうだね。

 

牛肉は従来通りグラムの表現の方がよさそうですね。

 

 

編集後記

SI単位、いかがでしたか?

 

体重60kgの方は

『俺の体重は588ニュートンだぜ!』

って言うのも、また違った趣があるのではないでしょうか?

 

もちろん使っていただかなくてもいいのですが、

こんな単位系もあるんやでってことを知っていただけたらと思います。