如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
自分の使っている茶碗ですが、タイトル通り『海』なんです。
注)この記事を読むのに必要な時間は読む方が勝手に決めてください。
叔母の葬式の当日のことです。
『〇〇ちゃん(自分)、この前よった(=言っていた)茶碗作ってきたけん。』
と従妹のきんめちゃん(いとこ連中の間ではこう呼んでいます)が、叔母の葬式の日に持って来てれたのがなんと皿では無く茶碗(ご飯をいただく茶碗)でした。
きんめちゃんは自分よりも少し年上なのですが自分はきんめちゃんと呼ぶし、自分のことは当然〇〇ちゃんと呼びます。
叔母さんの葬式直後やのに、『日を改めてもええんちゃうん?』と言いそうになりましたが、叔母も大往生でそこらへんは田舎のいい所で、まぁまぁって感じです。
『あぁ、わざわざありがとう。』と言って受け取りました。
布石がありました。
それは、叔母が亡くなる前にきんめちゃんと旦那様とで開いている陶芸教室に行ったんです。自分が。『見るだけでええけん。』って言われたので。
そこには色とりどりの焼き物が飾ってあって、今まで焼き物と言えば焼き鳥か鰹くらいしか見た事なかった自分でも『うゎ~、きれいやな~。』と思いました。実際に『こんなん出来るんや?』って思いました。
けどなんかちょっと好みと違う物もあるし、自分は『これがええわ!』とか、『こんなんは嫌やわ~』とか今考えたら焼き物達に随分失礼なことを好き勝手な言葉を吐きました。(ごめんなさい)
『じゃぁ、どんなんがええん?』ときんめちゃんが言うので
『う~ん、こうこうこうで、酒の肴を置いたら映えるようなお皿とか。』と曖昧な返事をしました。
だって、自分焼き物なんかよく分からんもん。。
きんめちゃんの旦那様にも『〇〇さん(旦那さんは義理)焼き物やってみたらええで。どうせ暇やろ?そこに並んどんが気に入らんかったら自分で焼いたらええが。』と誘われました。
そんなやり取りがありました。
旦那さんの言葉には『ほ~、そういう事ね』と思いました。
これがその茶碗です。
横から見たら普通です。
どこが海かというと。
茶碗の中の海があるんです。
拡大します。
まさに『海』でしょ。
きんめちゃんが海を意識して作ったのか?はたまたどんな手法でやったか?どうやったらこうなるか?は自分にはどれも分からんので『海』と言う命名でいいでしょ。
最後に。
自分思いました。
茶碗ってご飯よそったら中が見えないんですけど
ご飯が終わってからでも見て楽しめる。
ごちそう様と海と二つの贅沢。
う~~ん。これが焼き物という代物か。。。
ちょっと奥深いぞ。
編集後記
きんめちゃん、ありがとう。
皿じゃなく茶碗だったけどありがたく使わせていただいとるけん。
来週の叔母の一周忌のときには、またあれこれ曖昧なリクエストするけん。