おっさんのblogというブログ。

下らない事に心血を注ぐおっさんの話、たまには聞いてみてもいいんじゃない。

<

土木小ネタ:3円48銭5厘。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

いつも本当にありがとうございます。

 

お詫び:このネタは本日1/24日に投稿する予定でしたが、自分が誤って昨日(1/23)に一瞬投稿してしまいました。1/23にはてなブログtwitterで見ていただいた方には申し訳ありませんでした。

 

ではいきます。

 

地味な土木小ネタシリーズ。

今回は土木業界の者は長さを表す時に、『円・銭・厘』を使うという話です。

 

 

 

測量の時、長さを測る道具。

測量と言えば伊能忠敬間宮林蔵ですね(古いーww)。

 

今でこそ文明化が進んでいて、測量なんかで距離を計る時には光波測距儀と言う物を使います。

光波測距儀の動作原理は、測距儀から測点に設置した反射プリズム(コーナーキューブ、ミラーとも呼ばれる)に向けて発振した光波を発射し、反射プリズムで反射した光波を測距儀が感知するまでに発振した回数から距離を得る、というものである。

光波測距儀 - Wikipedia

f:id:sankairenzoku10cm:20200122140649j:plain

簡単に言えば本体からレーザービームを発射して、測る所に置いたターゲット(=反射ミラー)にレーザーが反射されて戻って来るレーザーを本体が感知することで距離を測れるという優れものです。

この原理は測量以外でも使われていますね。

当然データ(=測った距離)なども本体に記憶されます。

 

簡易なものでは距離測定器という代物があって簡単に距離が測れます。

これも同じような原理だと思います。 

 

ただし、昔はそんな文明の利器などありませんでした。


私が測量していたころ(約40年前)はスチールテープ(=鉄でできた巻尺)を使っていました。

f:id:sankairenzoku10cm:20200122140708j:plain

https://item.rakuten.co.jp/my-koguya/hcs30/

 

二人でこんなテープをうんうん言いながら引っ張って測って、もう一人が帳面に記帳するといった具合ですね。

思えば、昔は最低3人で1班を組んで測量していました。

 

ここ何十年も測量していないのでよく分かりませんが、最近は一人でも測量が出来ると聞いたことがあります。

 

 

で、3m48cm5mm。 

例えば、ある距離を測ると3m48cm5mmだったとしましょう。

だいたいの方は3メートル48センチ5ミリといいますよね。

 

3メートル48センチメートル5ミリメートルって言うのはA型の方でしょうかw。

 

これを土木業界の者は3円48銭5厘(3えん48せん5りん)と言っていました。

冒頭で出てきた、円・銭・厘です。

 

 

余談ですが、5りん(ごりん)のところを『ごんりん』って言う人がいてね、

3えん48せん5りんを 

 

さんえん よんじゅうはっせん ごんりん! 

 

っていうんですよ。

リズミカルでウケるでしょ。

 

 

ところで、なんで円・銭・厘なの? 

結論から言うと土木業界の俗語のようです。

 

48センチのことを48『セン』って言うのは土木業界じゃなくてもよく聞きます。

例えば1メートル50センとか。

 

みなさんの中にも『セン』っての聞いた方がいらっしゃると思います。

 

どうもこのセンチが事の発端で、センチ→セン→銭となった模様です。

センをお金の銭に例えたんですね。

 

1メートルは1センチの100倍→1銭の100倍→1メートル=1円。
1ミリは1センチの1/10→1ミリ=1厘。

 

それで、メートル=円、センチ=銭、ミリ=厘となった(らしい)。

 

 

編集後記 

土木業界の長さの表現、いかがでしたか?

 

さんえん よんじゅうはっせん ごんりん!


結構おもしろいでしょww

 

けど、もうこんな表現する人なんかいないんでしょうね。

 

時代の流れを感じますね。

 

 

 


時は流れて