おっさんのblogというブログ。

下らない事に心血を注ぐおっさんの話、たまには聞いてみてもいいんじゃない。

<

脱脂粉乳の思ひで。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

いつも本当にありがとうございます。

 

みなさま、脱脂粉乳ってご存知ですか?

現代でもあるにはありますが、私の言う脱脂粉乳は昭和30年代頃のそれです。

若い方は知らないだろうし、飲んだこともないと思います。

おっさん、おばはんは『あぁ、あれね。』と即座に思ひ出していただけると思います。

 

先日、自分の読者様のタコスカ (id:kefugahi) 様が給食の記事を書かれていました。

www.genkotsuyama.work

この記事で脱脂粉乳なるものを思ひ出してしまいました。タコスカ (id:kefugahi) 様、ありがとうございました。

 

私の脱脂粉乳のイヤな思ひ出を書いてみたいと思います。

 

 

 

 

脱脂粉乳とは?

Q:祖母から以前は「脱脂粉乳」というものがあったと聞いたのですが、どういうものですか。まずいものと聞いたのですが本当ですか。


A:「脱脂粉乳」は、牛乳中の脂肪分を除いたあと、乾燥させて粉にしたもので、「スキムミルク」として現在もスーパーなどで販売されています。水分があると腐りやすいため、牛乳から水分を除くことで乾燥させ、長期保存が可能になります。魚を干物にしたり、大根を切干大根にしたり、しいたけを干ししいたけにすると長もちするのと同じことです。また、輸送するにも軽くなるという利点もあります。
そのままなめるとほのかに甘く感じるおいしさがあります。ただ、牛乳のように水で溶いて飲むと、脂肪がほとんどないのでもの足りなさを感じる人は多いようです。ひき肉や粉類に混ぜて料理に使うとおいしさがアップします。

https://www.nyukyou.jp/dairy/index.php?rm=4&qa_id=362

 

なんかそれっぽいこと書いてるけど、自分の場合そんなあまっちゃろいもんじゃなかった。

 

 

昭和30年代当時の給食。

f:id:sankairenzoku10cm:20200924111127j:plain

http://www.juk2.sakura.ne.jp/rekisi.html

 

自分が就学前、保育所か幼稚園か忘れたけど当時の給食と言えば主食=コッペパンと副食=おかずちょろちょろ、そして牛乳=脱脂粉乳

この写真は再現だけど、こんな豪華じゃなかった気がする。

 

イマドキのモダンな給食を見ると、欧米か!割烹か!って思っちゃうくらい粗末でマズイ給食ですよ。

そんなこと知る由もなく普通に食べていましたけどね。

 

毎日毎日コッペパン、毎日毎日脱脂粉乳

ここは刑務所か!

 

いや言い過ぎました。このおかげで我々は大きくなったんですよ。

こいつらが無かったら我々は大きくなれなかったんです。

感謝です。

 

ちなみに時々『揚げコッペパン』がつくんですが、そんな日にゃぁ三日三晩寝られないくらいテンション上がりましたよ。 

 

 

その脱脂粉乳

でね、食器がアルミですよ。使い倒したべこべこの。

 

そんなアルミの食器に脱脂粉乳、正確には脱脂粉乳を溶いた牛乳っぽいやつが注がれてんの。

 

時間が経ってそれが冷えると膜が張る幕張メッセか!欧米か!

 

なんで膜が張るのか?そんなん知らん!

とにかく膜が張る。

 

脱脂粉乳のイケていないところは味もイマイチなんだけど、この膜が張るのに尽きる。

 

この膜が張るということに私の小さな心は毎日折れそうでした。

 

対処方法はよっつ。

①この膜が張る前に飲み干す。ただし配膳していただきますする頃にはたいがい膜が張ってるのでタイミング的に難しい。

②あきらめて目を瞑って膜ごと一気に飲み干す。これはキツイ。

③膜は貼ったままだけど上手いこと膜を避けつつ液体だけ飲む。このテクニックはこの時に備わった。

④ペローっと膜を剥してパンの入っている食器に置いて知らんぷりする。

 

当時③か④が多かったような気がする。

さすがに②はほとんどいなかったねww

 

 

f:id:sankairenzoku10cm:20200924210612j:plain

昭和30年代の給食の風景。左からTちゃん、私、Mくん、Sちゃん、Kちゃん。

 

 

編集後記

脱脂粉乳の思ひで。』はいかがでしたか?

楽しんでいただけましたでしょうか?

 

自分が通っていた学校では小学校高学年までは脱脂粉乳だったような気がします。

中学校で飲むノーマルの牛乳のなんと飲みやすいこと(笑)

 

牛乳嫌いのあなた、

あなたも脱脂粉乳で牛乳がキライになった口ですか?

 

 

おまけ:脱脂粉乳の歴史。

戦後の食糧援助から始まった
日本は戦後(1946年~1964年)、アメリカとユニセフから脱脂粉乳などの食糧援助を受けていました。その流れで学校給食にも提供されるようになり、日本全国の学校に通う子どもたちが飲むことになりました。

給食の定番に
日本で大規模に学校給食が導入されたのは1946年でした。そこで、食糧援助として与えられた脱脂粉乳が出されることになります。当時は、脱脂粉乳をお湯で溶かした飲み物とコッペパンが給食の定番メニューだったんです。
戦後は、たんぱく質やカルシウムなどを摂取することが難しかったため、子供たちの成長に欠かせない食材のひとつだったそうですよ。

脱脂粉乳から牛乳へ移行
1958年頃から学校給食の脱脂粉乳は徐々に牛乳へと移行していきました。はじめは脱脂粉乳と牛乳の混合乳が用いられており、地域により差がありますが、全国的に完全に牛乳が提供されるようになったのは、1974~1975年といわれています。

https://fundo.jp/256448