如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。
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いつも本当にありがとうございます。
これは2018年08月に投稿したものを何も手を加えずに垂れ流しした記事です。
当時【永谷園のお茶漬けの素】のあられに着目して作りました。
超豪華3本立てですのでよろしくお願いいたします。
垂れ流し--①です。
今日はお茶漬けの話です。
長文になってしまいました。
忙しい方はすっ飛ばしてください。
- お茶漬けっていいよね。
- けど、あられが硬くて嫌なんだけど。。
- じゃ、どうすんの?
- こうするのです。
- もったいないオバケを検証しよう。
- もったいないオバケ出た~。
- 今回のもったいないオバケ検証に当たって
- 編集後記
お茶漬けっていいよね。
お茶漬けって日本の食べ物の中でもメジャーですよね。
具材も色々チョイス出来るし、冬暖かいお茶をかけてもおいしいし、
夏は氷と水でしゃばしゃばって食うのもいいですよね~。
とにかく白いご飯と具材とお茶の組合せ最強だし、CM見ててもちゃっちゃっと出来て一気にがーっと食えるし、酒の後の締めにもいいですし、お茶漬けサイコーですよね。
けど、具から自分で作るってのは面倒だし、手を抜いて市販の『味ひとすじ永谷園』さんのお茶漬けの素を使っています。
けど、あられが硬くて嫌なんだけど。。
ただね、1点だけ不満があるんです。
実は、自分はお茶漬けの素に入っているあられが苦手。
いや、どっちかと言うと嫌いなんです。
とにかくあられが硬いのね。
『はっ? その食感がええんやん』って仰る方もいるでしょう。
敢えて否定いたしませんが、大人には大人の事情ってもんがあるんです。おっさんは歯が弱いので硬いものはNGなのです。
『じゃ、お茶漬け食うのやめろ!』
ごもっともです。 けど、おっさんにもお茶漬け食うくらいの人権は与えてください。
お茶漬けは好きですが、あられだけが嫌 なんです。
じゃ、どうすんの?
いい質問です。仮にこういう質問があった場合を想定してお答えします。
こうするのです。
別の容器にあられを避けます。大豆を箸で摘まんで移動させる要領です。これボケ防止にいいですよ~。
あられを全て避けます。
残った具材だけをご飯に載せてお茶をかけて食う訳ですよ。簡単だし、完璧でしょ。
と、まぁこんな感じでお茶漬けにありつけるという次第です。働かざる者食うべからずですよ。
『おまえなぁ、そんなくそ面倒くさいことせんでも、ざるで漉したらええんちゃうん?』というご意見もあろうかと思いますが、世の中そんな甘くはありません。誰しも荒波を渡らずして成功は掴めません。
この通りです。
各具材の大きさに注目してください。
わさびの粒は比較的小さいので大部分がざるを通過(それでもわさびの粒にも大小があるようで少し残る)するのですが、あられを含むその他の具材は大きさが似通っていてざるを通過しません。
結局、再度あられだけを取り出す作業が残ってしまいます。
我が家のざるに不備があるのかもわかりませんが、ざるを使ってやるならば、各具材が完全に分離されるような目の粗さの違うざるを具材数分用意する必要があります。
従って、ざる方式の方が遥かに面倒くさいことになります。
と言う事でその意見は却下します。
もったいないオバケを検証しよう。
『おまえ相当暇やな。』
仰る通りですが、大きなお世話です。時間の使い方は個人の自由です。
『避けたあられはどうするん?捨てるんとちゃうん?あられも食い物や、もったいないオバケが出るぞ!』
痛いとこ突きますね。お叱りは甘んじて受けましょう。
あられや永谷園さんには申し訳ないけど捨てますよ。確かにもったいないオバケ出ます。
が、ちょっとだけ時間下さい。
だったら、開き直りと言うか誤魔化しと言っちゃなんなんですが、一体全体もったいないオバケがどの程度なのか検証してみましょうよ。いいですか?いいですね(強引)。
じゃ、いきますね。
今回は『永谷園味わい茶漬け4種』のなかの
『うめ』で検証しました。
たまたま我が家に『うめ』しか残ってなかったので。
一般的であると思われる1袋=1食分として計算します。
いーや、わしは1食に2袋かけるんじゃ、という方は勝手に2倍してください。
先ず商品は総重量42.6g(8袋入)です。4種類の具材が入っています。
のり 6.2g×2袋 さけ 5.3g×2袋 うめ 5.1g×2袋 野沢菜 4.7g×2袋
並びに各具材の栄養成分。
実際には『うめ』の内容量は5.44gでした。
製造ロットによっていくらかの誤差はあると思いますし、はかりの誤差もあると思いますが、それにしても7%増量。永谷園さん太っ腹ー。
商品の定価は198円です。
スーパーでは定価で売ってない可能性があるので永谷園さんのHPで調べました。
4種類の重量換算した1袋当たりの値段は
のり=198円/42.6g×6.2g=28.8円/1袋
さけ=198円/42.6g×5.3g=24.6円/1袋
うめ=198円/42.6g×5.1g=23.7円/1袋
野沢菜=198円/42.6g×4.7g=21.9円/1袋
次に『うめ』1袋内のあられの個数・重量を確かめます。
ちょっとここでこの検証において何点か注意しなければいけない事があるのですが、
注1)単位体積重量のばらつき
『うめ』には目視できる限りではうめ・のり・わさび・あられが入っていて当然、各々の単位体積重量にはばらつきがあります。ただし最終的には重量比に着目するので、この単位体積重量のばらつきは無視できます。
注2)材料単価や加工単価のばらつき
これは結構大きな問題で、うめ・のり・わさび・あられ(他にも調味料など)の各材料単価や加工単価にも当然差があるのですが、それは単純な重量比計算では反映されません。
本来ならば永谷園さんに問合せて、材料単価や加工単価を教えて貰って、そのばらつき係数を求めて、ばらつき係数を反映させた重量比で計算する必要があります。
材料単価や加工単価を永谷園さんに問合せしようと思ったのですが、きっと企業秘密でしょう。こんなおっさんに教えてくれるとは到底考えられません、と思いやめました。逆に迷惑でしょうし。おっさんナイス判断。
辛うじて各材料の素材(物にも寄りますが)は市場に出回っている物なので、市場単価=材料単価としてばらつき係数をざっくり仮定することはできます。永谷園さんも各材料はどこかから仕入れているはずなので、そう大きな誤差は生じないと思われます。
ただし、加工単価は手が出ません。加工単価をひも解くには、加工工場の規模や製品の年間出荷数、同じ加工工場で作られた別の商品とお茶漬けの素の生産比率、加工工程における永谷園さんの今までの技術料、はたまたそうして来た永谷園さん自体の成り立ちなど知る必要があります。すなわち永谷園さんを丸裸にしない限り加工単価を知ることは無理でしょう。
よって、材料単価や加工単価のばらつきは無視して均等と仮定します。
この仮定が安全側か危険側かよくわかりません。ただ、ここまで来た以上引っ込みもつかないのでこの仮定でやらせていただきます。
検証に戻ります。
『うめ』の中にはあられは56.5個入っていました。
1個欠片状態のあられがあったのでそれは0.5個としました。
あられ56.5個は重量にして1.26gです。
あられ1個の重量は1.26g/56.5個=0.02gです。
ちなみにあられ無しの重量は4.19g。
検算1.26g+4.19g=5.45g
最初に計った総重量は5.44gでしたので僅かに0.01gの誤差。
こんな精密なはかりを使うのは生まれて初めてなのですが、こんなに精度いいの?文明の利器ってすごい!びっくり!
それはさておいて
この検証では総重量は最初に計った5.44gとしましょう。
つまり、1袋の総重量に対してあられの重量比は1.26g÷5.44g=23.2%です。
ってことは
検証結果:勿体ないオバケ=1食当たり23.7円×23.2%=5.498円→5.5円です。
5.5円。う~ん。
現在物が溢れかえっている日本でこの5.5円をどう捉えるか?高い?安い?自分も含めてよく考えてみる必要があると思います。
余談入れますが、
【価値観の問題もあるのでしょうが、小さい金額のお金を
たった〇〇円と言う方もいらっしゃいます。が、
1円といえども骨身を削って働いて得た大切なお金です。
お金に対して『たった』という表現はあられよりもっと嫌いです。
その発言は個人的には人として失格だと思っています。】
余談終り
もったいないオバケ出た~。
仮に日本中(1億人として)の人が自分と同じことをしていて、仮に毎日1食お茶漬けを食ったとしたら
1日5億5,000万円相当以上のあられがゴミ箱に消えて行くわけです。
1年で2,007億円以上です。こうなるとすごい金額になりますね。
5.5円、この数字が持つ意味を噛みしめながら、避けたあられの有効利用はないものかと考えながら、
それでもあられを外しながら、、、、、
それでも、
おっさんは今日もお茶漬けを食うのです。
今回のもったいないオバケ検証に当たって
永谷園さんの『永谷園味わい茶漬け4種』を使わせていただきました。失礼をお詫びいたします。申し訳ありませんでした。
とともに、お礼を申し上げます。自分でやって妙に納得したし、今までの自分の行為の無駄を検証することができてすっきりしました。どうもありがとうございました。
ひとつ自分の我儘を聞いていただけるとしたら、お茶漬けの素であられ無しバージョンを発売していただけたら嬉しいです。
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と、ここで終る予定でしたが、その後重大な事件があったので追記します。
夜になって酒飲んでいい気分になって、さー飯食って寝よーってことで昼間検証した具材でお茶漬けしたわけですよ。
茶碗にご飯ついでお茶漬けの素が入っている容器から具材をご飯にかけて上から水をかけようとたところ、そこには目を疑うような光景が広がっていました。
ちょ、待ってくれ~~!
なんであられが入っとんじゃ~~!!
あられ避けとったやんけ~~!!
横から『ふたつも ものご(=容器)が出とったけん、ひとつ洗ったよ。』
あん? あられを一緒にした?
あ・の・なー
わしがいつもあられ避けて食いよん知っとるやろがーー!
わざと避けとんじゃ!いらん事すんなーーーーーぁぁ!
『うるさいのー、なんよん』
。。。。。。。
感じわる。
そりゃ、容器をそもまま置いていた自分も悪いですよ。
酔っぱらって気が付かなかった自分も悪いですよ。
けど、あんまりやん。
『後で洗い物が増えるやん、どーせ誰かがせないかんし』
。。。。。。。
そーーーですか。
はいはい、はいはい、そこまで言うなら素直に負けを認めます。
はいはい、自分のミスです。はいはい。
自分のことは自分で守るのが人生の基本ですからね。
はいはい、すみませんね。
はいはい、はいはい。はいはい。
諦めてその光景を写真に収めたのがこれです。
気を取り直してわさびを追加して、水を入れて、あられをしばし見つめていました。
かき混ぜました。この絵何十年ぶりだろう。
そして、食いました。
明日は有給とって歯医者かも、と考えながら。
あれ? あれっ?
あられ、そんなに硬くないやん。
以外に食いやすい。これならイケるんちゃうん。
カルチャーショックもいいところです。
そうか、水入れて時間が経ったからこーなったんやなぁ。
ふーん。 ふーん。 ふーん。
そこで照れ隠しと言ってはアレですが、永谷園さん推奨の作り方を少しアレンジさせていただきました。
編集後記
もう何十年もあられを避けて食べていたのは事実です。
前から気になっていたので検証して書いてみました。
それにしても日本中でこんな暇ことやってる人、
何人くらいいるんでしょうかね?