如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
現在9月3日の22時30分です。台風21号が近づいています。
21時現在の日本の雨の様子はこんな感じです。
九州・四国・紀伊半島の太平洋側ではすでに台風の影響で雨が降っています。
九州の南部には台風21号の『目』も一部ですが確認できます。
今から数日の間、日本中に台風の被害がないことを祈っています。
注)資料は気象庁のHPより 。
- 台風21号=チュービー。
- 台風21号の今までの経路。
- 台風21号の今後の経路。
- 伊勢湾台風の経路。
- 2人とも確かに経路は似ている。
- 台風自体が大きいこともありますが、本当に怖いのは同じようなレイアウトの天気図でしょう。
- 結論。
- 編集後記
台風21号=チュービー。
今回の台風21号、名前は『チュービー』です。
全ての台風には法則に則って名前が付けられています。台風の名前については過去記事参照してください(←番宣)。
台風21号の今までの経路。
今回の台風21号は発生してから、このような経路をたどって日本に近づいています。
東経160度、北緯10度付近の海域で発生して、フィリッピン海を西に、途中で北西に向かって発達しながら北上して、現在九州の南400~500kmのところです。
台風21号の今後の経路。
上図にも記されていますが、このままいくとここから日本列島を東北に向かってほぼ縦断するような経路で、5日には間宮海峡に達する見込みです。
現在の天気図がこれですので、間隙をぬって矢印のように進むのでしょう。
伊勢湾台風の経路。
伊勢湾台風はご存じのように、1959年(昭和34年)台風15号として9月26日~27日に日本に上陸した大型の台風で大きな被害をもたらしました。
これがその伊勢湾台風の経路図です。
また下図が当時の伊勢湾台風が日本に近づいた時の天気図です。
伊勢湾台風は前線を突破して日本を縦断しました。その後、北海道の北にあった高気圧に嫌われて青森付近から東寄りに経路をとって北海道南端をかすめるようにして太平洋に抜けて行ったのでしょう。
2人とも確かに経路は似ている。
台風21号も伊勢湾台風も東経160度、北緯10度付近の海域で発生して、フィリッピン海を西に、途中で北西に向かって北上して、日本を北東方向に縦断する経路です。
よく似ています。
おまけに両方の天気図も東西に延びる前線や高気圧の位置など、(日本海付近の気圧等高線の方向こそ違いますが)ほとんど同じレイアウトです。
お詫び:両方の経路・天気図を重ね合せたらわかりやすかったのですが、自分にはその技術がありません。スクロールしてご確認ください。
台風自体が大きいこともありますが、本当に怖いのは同じようなレイアウトの天気図でしょう。
台風21号も伊勢湾台風も(他の台風もそうですが)日本を通ろうとするのは、天気図を見て分かるように日本の上しか行くところがないからです。これが、この時期の気圧配置と台風が作り出す『台風列島日本』の由縁です。
台風と前線が刺激してあって大雨を降らせたと言っているのをお聞きになったことがあるでしょう。まさに台風21号も伊勢湾台風も天気図がその状態です。
伊勢湾台風の再来、ありえなくはないと思います。
ただ伊勢湾台風は前線とケンカしたので台風の経路上、前線にほど近い愛知県・三重県あたりの被害が大きかったのですが、今回の台風21号の方が前線からやや遠いことがかすかな救いでしょう。油断はできませんが。。
結論。
台風21号はあの伊勢湾台風と同じ経路をたどっているらしい。
ほんとでした。
おまけに気圧配置もよく似ている。
というか気圧配置がよく似ているから同じような経路になる。
編集後記
みなさんがこの記事を読むのはいつでしょうか?
台風が来る前? 台風の最中? 台風が過ぎてから?
出来るならば台風が来る前に読んでいただき、十分な警戒と注意をしてほしいと思います。