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『男一匹ガキ大将』名言集その4(戸川万吉綱村の墓編)

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如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。

 

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

いつも本当にありがとうございます。

 

漫画にも名言がいっぱいあります。

それを熱く語ります。

  

 

漫画のタイトル、概要紹介。

タイトル:男一匹ガキ大将 単行本10巻 バク進万吉一家の巻

(以降これから引用させていただきます)

作者  :本宮ひろ志

 

時は1960年代後半~。ヤンキーという言葉すらない親分子分の時代。

西海に暮す『戸川万吉』はどこにでもいるようなガキ大将。優しくて男気がある。

万吉は日々ケンカに明け暮れるも、ケンカ相手は万吉の男気に惚れ込んで、万吉は次々と子分を増やしていく。

警察とケンカをして少年院に入るが、そこでも万吉の男気に惚れた同類の男たちを魅了する。

その後も西日本の男たちを配下に収め、ついには東日本の大将『堀田石松』と富士のすそ野での一大決戦を制し日本の総大将になる。

更に躍進を続け日本の中枢企業である水戸屋産業を継いでアメリカ企業との原油争奪戦を制する(学生がだよ)。

終いには北海道を独立国にするとういう国レベルのニセ構想の中で翻弄されて物語は終結する。

例によって後半は本宮先生ならではのハチャメチャの展開。

 

名言が飛び出す場面。

万吉と子分たちでが壊れた鉄橋を木や綱や人間で支えて列車を無事通過させた。 

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その直後、倒れてきた木の柱が万吉に倒れ掛かる。それを食い止める綱村。万吉は倒れ、その上から綱村が万吉をかばう格好になり、木の柱は綱村の頭の上に崩れ落ちる。綱村は死んでしまう。

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万吉はしばらく寝込んだ後綱村の死を知る。万吉は動揺するが子分が抑える。

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一旦は列車事件で同調した山崎であったが、虎視眈々と万吉の地盤を狙う。万吉にケンカを吹っ掛けるも万吉は綱村の喪に服すと言って取り合わない。

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山崎には背が低いことで小さいときにいじめられたというコンプレックスがあり、お前らには自分の気持ちなどわかるまい。万吉がどうした、綱村がどうしたと山崎はとうとう綱村の墓を荒らしてしまう。

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それを知った万吉は子分が山崎に激怒するのを制して山崎と会ってくると言い残して山崎に会いに行く。その途中万吉はある男から、山崎はコンプレックスがあり笑えない病気だと聞かされる。

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それを聞いて万吉は海岸で一人で山崎と会う。山崎は木刀で万吉に襲い掛かる。万吉は抵抗もせず一方的に殴られる。

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山崎は言う。『おれは綱村の墓を荒らした男だぜ、にくくはないのか?』と。

万吉は答える。

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その名言とは。

『死んだ人間より いま 懸命に生きようとしている人間の方がだいじだ・・』

 

そのあと万吉は山崎に 

 

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『死んだ人間は思い出にすぎん

それをなげきかなしむのはその人間のかってよ

他人にそのかなしさをいちいちなすりつける必要はない

生きのこった人間は現実がある

現実に生きていかねばならんのだ

人間ちゅうのんは生きてこそ価値があるもんじゃ

生きている人間のほうがだいじなんじゃい

どんな人間も生きていることでおんなじなんや

体がでっかいもちっちゃいも頭がいいも悪いも

そんなもん関係あれへん

わいのいいたいことはそれだけや』

 

こう言って帰っていく。

  

この名言を人生にどう生かすか。

 

死には色々あり、誰もが一概にどうこう決めつける事は出来ない。

 

ただ乱暴ではあるが万吉の意見にも一理ある。

 

死んだ人間はそこで止まる。

生きる人間には明日と言う日が待っている。

 

今を大切に精いっぱい生きることに、

生きている人間の価値がある。