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『男一匹ガキ大将』名言集その6(戸川万吉竹槍仁義編)

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いかがお過ごしですか? 3回連続10cmです。

 

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

いつも本当にありがとうございます。

 

漫画にも名言がいっぱいあります。

それを熱く語ります。

 

 

漫画のタイトル、概要紹介。

タイトル:男一匹ガキ大将 単行本12巻 竹槍仁義の巻

(以降これから引用させていただきます)

作者  :本宮ひろ志

 

時は1960年代後半~。ヤンキーという言葉すらない親分子分の時代。

西海に暮す『戸川万吉』はどこにでもいるようなガキ大将。優しくて男気がある。

万吉は日々ケンカに明け暮れるも、ケンカ相手は万吉の男気に惚れ込んで、万吉は次々と子分を増やしていく。

警察とケンカをして少年院に入るが、そこでも万吉の男気に惚れた同類の男たちを魅了する。

その後も西日本の男たちを配下に収め、ついには東日本の大将『堀田石松』と富士のすそ野での一大決戦を制し日本の総大将になる。

更に躍進を続け日本の中枢企業である水戸屋産業を継いでアメリカ企業との原油争奪戦を制する(学生がだよ)。

終いには北海道を独立国にするとういう国レベルのニセ構想の中で翻弄されて物語は終結する。

例によって後半は本宮先生ならではのハチャメチャの展開。

 

名言が飛び出す場面。 

鉄橋事件の後、万吉は勢力を大きくしながら西日本の男たちを配下に収めていく。時を同じくして東日本は会津の堀田石松がまとめ上げていた。

 

そして、ついに日本のガキ大将の雄を決める1万5千人対4人の戦いが始まった。

 

参考記事。

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堀田側の先制口撃にうろたえる銀次に『このケンカわいの勝ちやと言ったはず』と冷静な万吉。

しかし、堀田側は力でねじ伏せるだけだ、いくぞと凄む。

万吉、1万5千人対4人にもひるまず『どうかな』と一言。

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さあ、ケンカだっ。1万5千人が おおーー と 一斉に動き出す。

 

 

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ここで万吉が発した『動くんじゃねえーっ ドザンピン!!』に1万5千人がピタリと止まる。

 

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おもむろに万吉は堀田に『これだけの人数を集めて何がしたい?』と聞く。

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堀田『おまえがふっかけてきたケンカだろう』

万吉『関係あるか、そんな寝言』と一蹴。

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万吉:『なんのためにお前らをまとめるかよく聞け』

と、このケンカの本当の目的を話し始める。

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 万吉は『学校の先生がおまえらと呼ぶが、朝礼などで大人数が集まっているときには、みなさんという呼び方に変わる』という例を挙げる。

 

 

そして万吉は(この期に及んで)『草むしりしろ』と続ける。

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草むらが畑に変わる。

『わいがやろうちゅうのはこれだ。カスでも人数があるまれば何かできる。』

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ただし、ケンカの最中である。

万吉:『このケンカに勝ったら、おんどれらわいに文句なくしたがうか?』

堀田たちはその提案に、『面白い。ここで、この状況でおまえが勝ったら全てを預ける』と了承する。そして1万5千人対4人のケンカが始まろうとする。いや、すでに始まっている。ケンカとは政治である。

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その時『それまでだ!』の一声。  

 

 

 

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この一声で万吉側の人数は4人どころではなくなる。

 

万吉は堀田たちの学校(学生だったんや)の真面目な生徒を全員連れてきた。

その数およそ10万人。真面目な生徒はいつも堀田たちにやられていて不満をかかえていたが、今日こそは本気で戦うという。

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堀田:『あんなカトンボに何ができる』といきがる。

万吉:『なめるな、ばかやろう、人間の力なんて死に物狂いになれば同じだ。』『真面目な生徒さんも度胸を決めて立ち上がった、しかも人数は10倍』

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そこに遅れていた万吉側の子分が集まる。

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堀田石松、絶体絶命。わかっている。

ただ堀田も東日本を制した男だ。ケンカには負けたと言いながら男の意地をこねまくる。

万吉の限界を作ってやると・・・・トンデモ行動に出る。

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堀田は持っていた竹槍を万吉に投げつける。竹槍は万吉の腹に突き刺さる。

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竹槍が腹に刺さるも、子分たちが医者だ!と言うも、万吉は熱く語る。

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自分がくたばったところでおてんとうさまが西から上がるわけでもない。

しかし、生きていれば何かを生み出すことが出来る。

今腹から出ているこのまっ赤な血を見ろ。と。

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生きている人間は血を流し、汗を流し、涙を流し、いつもギリギリのところで生きているんだ。右も左も上も下もそんな理屈なんかどうでもええんじゃ。

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ここで万吉の名言。

 

その名言とは。

『生きている以上・・・

どんなにめためたになろうと目的に向かって進んで行くしかあれへん。

 

 

そして切った貼ったすることなく全ての野郎どもが男万吉に惚れる。

これが万吉の言った『男のほんまのケンカ』なのか。

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みんな男だ。男が男に惚れる。男は男にしか熱くならない。

いや、男は男にしか熱くなれないのかもわからない。

 

 

この名言を人生にどう生かすか。

転んでも、たたきのめされても、何が起きようとも

生きている以上は目的に向かって行くしかない。

 

その目的がどんな目的だろうとそれは関係ない。

とにかく自分の決めた目的に向かって進む、

明日に向かって進むだけだ。進むしかないんだ。

 

それが生きるということ。

熱く目的に向かって生きるということが生きている証だ。

 

 

編集後記

男一匹ガキ大将名言集シリーズ(は)、これで終わりです。

 

本宮センセ。センセの漫画を散々使わせいただきました。

今回なんか、記事ではなくほとんど単行本そのままですw

お許し下さい、そしてありがとうございます。

漫画の奥深さを改めて教えていただきました。

 

 

自分はこの男一匹ガキ大将を読んで育ったと言っても過言ではないというくらい、この漫画の影響をモロに受けています。何十回読んだか。みんなにちょっとでもセンセの熱さを伝えたいという思いで記事にしました。

まぁ、今風で言うとセンセも自分も単なるバカですね。けどそんなバカが日本に何人いるんでしょうね?

 

本宮センセってこの方です。かっこいいー(社交辞令)。

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