おっさんのblogというブログ。

下らない事に心血を注ぐおっさんの話、たまには聞いてみてもいいんじゃない。

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公務員試験の思ひで。

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如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

いつも本当にありがとうございます。

 

時は大昔、私が学生の頃の思ひでです。概ね実話です。

もう時効だよね。

 

 

当時の就職活動の風習。

就職活動をする学年になるとまず複数の公務員試験を受けていずれかに合格したら公務員に、それがだめだったら民間企業に就職する。
当時ちょうど私が就職する年代の頃、そのような風習が始まりました。

それまで土木業界は公務員より民間企業(コンサルタントやゼネコンなど)の方が給料も高いしカッコ良いのだ(いつの話や!)ということで、民間企業に就職する割合が多かったのですが、時代の流れと共に職業として安定している公務員の方に人気が出始めた頃のことです。

また公務員と言っても色々あり、みんながみんな同じ公務員試験を受けるわけではなく、勤務地や仕事の内容に会った公務員試験を個々でばらばらに受験するといった格好でした。

 

公務員試験。

その風習に漏れず私も公務員試験を受けました。いくつ受けたか忘れましたがすべり続け、そうこうするうちに私にとって最後の公務員試験を受ける時が来ました。

ここですべったら、民間企業に行くんやなーと漠然と考えていました。


当日、我が校から数人が同じ公務員試験を受けに行ったと思います。

試験会場では我が校の級友はみんな同室になり、おまけに席は2人づつ横並びで座るという奇妙な配置でした。

私の横には我が校のトップクラスのM川君が座りました(私は平均以下)。

横並びなので私とM川君を隔てるものは何もありません。シチュエーションは整いました。


ちなみに、M川君にとっては最初の公務員試験で、万が一のためにもう1個は受験予定だと言っていました。

だって、我が校のトップクラスな彼ですから当確です。

我が校の級友もセンセもあいつは99パー大丈夫じゃ!と言うくらいの勢いです。

 

俺は公務員になるんや。

もうお分かりですね。


試験が始まる直前に『M川、ちょっと見せてくれ。』『えっ?うん。』阿吽の呼吸です。

M川が書いた答えを見て、私は淡々と自分の答えを埋める(書き写す)。私の最後の公務員試験は実質それだけでした。


私の解答用紙とM川君の解答用紙の違うところは名前だけ。これで私も99パーです。


試験が終わって俺は公務員になるんや。と考えながら帰りました。

 

世の中そんなに甘くなかった。というかなんと言うか。

いやー、私の就職先は民間企業になりましたねー(笑)。


というオチだけならいいのですが、

 

 

M川君もすべった事を聞いて愕然としました。笑い事ではありません。 


俺のせいか?ばれとったんか?

横並びのレイアウトは罠だったのか?

俺を見抜いていて、わざと横並びにしたのか?

食わされた!


真実は分かりませんが、

いや、きっとばれたんや。答えを全部一緒にせずに、数個はわざと変えとったらよかった。。


M川、すまん!

 

 

 

唯一の救いはM川君はもう1個の公務員試験に合格したことです。

これもすべっていたら史上最悪の状況になっていたであろうことは想像に難しくありません。

 

 

編集後記

今でもときどきM川君とその話をして、笑い合います。

M川、お前ホンマにえーやっちゃのー。。