おっさんのblogというブログ。

下らない事に心血を注ぐおっさんの話、たまには聞いてみてもいいんじゃない。

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凍結防止剤。

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如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。

 

当ブログにお越しいただきありがとうございます。

いつも本当にありがとうございます。

 

地味な土木小ネタシリーズです。

 

今日は凍結防止剤の話です。

 

 

溶融装置。

自分の読者関係の方がこんな記事を上げられていました。

その方は雪の多い地域の方で、溶融装置といって道路から水が噴射して氷を解かす装置があるよって教えてくれました。

edwalk.hatenablog.com

橋って冷える。

自分が住む香川県はそんなに雪が多い地域じゃないので溶融装置ってのは見たことありません。

 

ただ、さすがに冬は気温が下がります。まして橋の下は空間です(赤色の空間)。

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この空間が冷えると当然橋も冷えます。冷えると橋も路面(=車が通るところ=アスファルト舗装)も凍ります。
 

 

凍結防止剤・溶融材。

橋が凍る=人や車が通るところが凍っては、転んだりスリップしたりで危険です。

そこで活躍するのが凍結防止剤や溶融材です。路面が凍るのを防いだり、凍った路面を溶かす効果があります。

 

凍結防止剤とは、

【凍結防止剤とは】(塩化ナトリウム) 塩化ナトリウムの凝固点は、-20度程度と塩化カルシウムと比較するとその温度は高くなっていますが、特筆すべきは効果の持続力です。持続力を長く保つことができる塩化ナトリウムは、降雪に備えることに適しています。
降ってからではなく、降る前に撒いておくのが、凍結防止剤なのです。

雪が降る前に(=凍る前に)撒いて凍るのを防ぐ役割です。

 

 

また、凍結防止剤とは違った役割の溶融材という物もあります。

【融雪剤とは】(塩化カルシウム 塩化カルシウムの特徴は、凝固点を-50度程度まで引き下げることができるということです。ここまで下がると、どのような極寒の地でも一度に多くの雪を解かすことができます。また、塩化カルシウムの融雪効果は、数分から十数風程度で現れます。即効性があるため、雪が積もった道に撒くのに適しています。

雪が降った後に、雪を解かす役割です。

https://blog.kensetsu-shizai.com/other/yuseyuzai

 

 

凍結防止剤や溶融材の実物。

橋の上にどーん!と置いています。民間人でも持って帰れます、要らんけどねw。

 

橋のこっち側からの写真です。見えている緑と白の袋です。

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橋の中央付近。ここにもあります。f:id:sankairenzoku10cm:20181208210417j:plain

 

橋の向こう岸付近。またまたみっけー。

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緑の袋が凍結防止剤、白の袋が溶融材です。

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これを気温が下がった日に(あるいは前日に)実際に道路に撒きます。撒いたところの写真はありませんが、道路が白っぽくなります。

 

香川はなるい(=ゆるい)。

香川には道路から水が噴射して、凍った道路を溶かすといった装置まではありませんが、それなりに凍結対策はしています。

雪が多い地域の方は、雪に慣れていらっしゃるし、それよりもまず何よりも雪の怖さを熟知されています。

 

香川の人間はバカなんですよねー。雪が降ったら『ゆぅきやこんこん、あられやこんこん』状態です。雪が降ったら会社休み?ってバカなこと考えてますよ(自分ですけど)。これだから香川ってダメなんですよねー。

 

編集後記

まぁ、香川ってそれほど雪が降らないので簡易な凍結防止剤や溶融材で済みますが、

道路って、国道は国が管理(=国道の管理者は国)する、県道は県が管理、市道は市が管理するんですね。

雪が降る地域の道路管理者は大変だと思います。雪っていう余分な要素に神経使わなっくちゃならんし。ご苦労様。