如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。
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さて、いきますよー。讃岐弁講座、初級編。
讃岐弁に限らず奥の深い日本の言葉。大事にしましょう。
秋の夜長、たまには方言もいいですよ。暇な方はどうぞ。
参考記事。
つかみ。
この前、休日にうどん食いに行ったら『讃岐弁アクセント講座』っていう張り紙(?)がありました。
讃岐弁とその意味や発音のアクセントが書かれていました。
そこでってどこでって話ですが、これに書かれている讃岐弁をみなさんに紹介したいと思います。
この張り紙は単語メインだけど、単語を使って自分が勝手に作った会話例もお楽しみください。
40個もあるので多少長いかもわかりません。
讃岐弁講座(初級編)。
上段 讃岐弁=単語の意味
下段 単語を使った会話例=会話としての意味
まんでがん=全部
おばさんそいまんでがんいた=お姉さん、それを全部下さい。
なんがでっきょんな=何をしているのですか
自分は大阪の人が『儲けてまっか』と言うのと同じく挨拶として使っています。
おっなんがでっきょんな うどんくーてきたとこじゃが=おや、何をしているのですか?うどんを食べてきたところです。
おかっこ=正座
しゃんとおかっこしとかないかんぞ=きちんと正座していないとだめですよ。
げんしゃ=金持ち
よっちゃんとこげんしゃやと=よしひろ君の家はお金持ちだそうです。
まがる=邪魔になる
こんなとこおいとったらまがろーが=こんな所に置いていたら邪魔になるでしょ。
かさにのせる=傘に入れる
ちょすまんのせてくれ=ちょっとごめんなさいね、(傘に)入れてください。
おじゅっさん=お寺の住職(お坊さん)
ごぞごぞしょったらおじゅっさんにおっかれるぞ=ごぞごぞしていたらお坊さんに怒られるよ。
ぞろい=不潔・整理が悪い
ほんまにぞろいやっちゃの=本当に整理が悪い人ですね。
おとっちゃま=臆病者
あとおとっちゃまやぞ=あの人は臆病者ですよ。
ごじゃはげ=冗談・でたらめ
ごじゃはげゆーたらいかんでない=でたらめを言ってはだめじゃない。
あっぱがお=あきれた顔
みっちゃんがうどん4玉くーたんきーてあきちゃんがあっぱがおしとったわ=美智子様がうどんを4玉食べたのを聞いて明仁様があきれた顔をしていましたよ。
はらがおきる=満腹になる
はらおきた?=満腹になりましたか?
どせくっぜる=(勢いよく)落ち込む
どてがにえとってどせくっぜたが=土手が柔らかくなっていて(池に)落ち込んじゃった。
いっけ=親戚
こんれいのときいっけがよっけきとったやん=結婚式の時には親戚がたくさん来ていたじゃやないの。
あげとがおちる=あごが落ちる(程美味しい)
あのもちくーたらあげとがおっちょったが=あのお餅を食べたら(美味しくて)あごが落ちそうになりました。
まける=こぼれる
よーけいれるけんまけっしょーたが=たくさん入れるからこぼれてしまったじゃないの。
おこらいなさんせ=お許しください
ちょっといろーたくらいおこらいなさんせ=ちょっと触ったくらいお許しくださいませ。
しょーたれ=だらしない人
そのかっこどーにかならんの ほんまにしょーたれやのー=その格好どうにかなりませんか?本当にだらしないお人ね。
やけばた=火傷(やけど)
どんべーつくっりょってゆがてにかかってやけばたしたが=どん兵衛を作っていてお湯が手にかかって火傷しました。
ざいご=田舎・村
おまえんとこほんまにざいごやの=あなたのお住まいの地域は本当に田舎ですね。
かたくま=肩車
ひとがよっけおるけんかたくませなみえんやろ=人が大勢いるので肩車しないと見えないでしょ。
めんめ=自分・自分自身
そんなんめんめでせ=そんなことは自分でやって下さい。
まっつくつい=全く同じ「まっつい」ともいう
おまえあにきとまっついやの=あなたはお兄様と同じ(顔)ですね。
うまげな=素晴らしい・立派な
いげがうまげなんえーのー=お家が立派なのはいいですね。
とんぎらす=先を鋭くとぎらせる
はよいろえんぴつとんぎらしとけ=早く色鉛筆をとぎらせておいてね。
へこさか=あべこべ・反対
おまえしゃつがへこさかじゃが=あなたシャツが反対ですよ。
よもよも=よくもまあ(感心?-
使ったことありません。
よもよもは 自分は とろくさい(動作が遅い) という意味で使います
よもよもしょったらあしたがくんぞ=とろくさいことしていたら明日が来ますよ。
ほっこげな=馬鹿らしい
ほっこげなことばっかりすんな=馬鹿らしいことばかりしなさんな。
かざる=匂う
使ったことありません。
ものご=入れ物・容器
ものごからまけっしゃいよるが=容器からこぼれてしまっているじゃないの。
てっしょ=小皿
使ったことありません。
おんまい=お菓子(幼児語)
おんまいたべるか=お菓子を食べますか?
ぴっぴ=うどん(幼児語)
あーんしてーぴっぴのー=あーんして、おうどんですよー。
びー=魚(幼児語)「びんび」ともいう 自分は「びっこ・おびっこ」と言います。
びっこかうかー=お魚を買いますか?
おっぱ=おんぶ(幼児語)「ぱっぱ」ともいう
おっぱしていた=おんぶして下さい。
ぼいぼい=よそ(幼児語)
使ったことありません。
たんたん=風呂(幼児語)「ぶーたんたん」ともいう
たんたんはいろーぜ=お風呂に入りましょ。
のんのさん=仏さん・お月さん(幼児語)
使ったことありません。
ちっち=虫・蟻(幼児語)自分は「むいむい」と言います。
むいむいきたぞー=虫が来たよー。
ちんち=お金・金銭(幼児語)自分は「ちんちん」と言います。
てつないよーがんばったけんちんちんあげるのー=お手伝いよく頑張ったのでお金をあげるね。
こんな感じです。
編集後記
讃岐弁(どこの方言もそうだと思いますが)って単語もさることながら、語尾も大事なんですよね。自分が作った会話例のように単語と単語あるいは単語と動詞や語尾の組合せ方次第ではむっちゃ難しくなります。
例えばこんな感じ。
日本語:飲んでいるので、少しの間待っていてください。終わったらすぐ行きますから。
讃岐弁:のんみょるけん、ちょっとくままっちょっての。すんだらすぐいっけん。
解説すると