如何お過ごしですか? 3回連続10cmです。
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地味な土木小ネタシリーズ。
今回は技術的なことではなく残業時間の話をしてみます。
私は土木設計業界に40年くらい従事しています。
今でこそアレですが、昔はとっても酷かったです。
残業(時間外労働)とは?
残業とは標準労働時間を超えて仕事をすること。
残業は、超過勤務や時間外労働と呼ばれる場合もあり、具体的にいうと「一日の所定労働時間を超えた残業」「早出」「休日出勤」となります。労働基準法では、決められた労働時間を超過した残業に対し残業代を支払うことを明記しています。
労働基準法では、標準労働時間は原則的に1日8時間、1週間40時間と定められています。この時間を超えて行われた労働を、法定時間外労働と呼び、労働基準法では、法定時間外労働に対して、割増賃金を支払うことを義務付けているのです。
https://www.kaonavi.jp/dictionary/zangyo/
残業時間=200時間/月。
1980年代でしょうか。
土木設計業界に入ってまだ10年以内、私も20才台。
当時のこの業界はまあすごかったですね。
残業するのが当たり前。残業時間が多い方がやったー!って時代錯誤も甚だしい時代。
当時の就業時間は8時⇔17時、土曜日は半ドン。日曜日は休日。
平日23時まで。土曜日も23時まで。日曜日も8時から23時まで。
平日の残業時間= 6時間×20日=120時間。
土曜の残業時間=10時間× 4日= 40時間。
日曜の残業時間=14時間× 4日= 56時間。
合計=200時間超えですよ。
どんな生活をしていたか概ねお察しください。
というか、必然的に家では飯食って寝る以外何もできません。
まあ上記は仕事が溜まってにっちもさっちもいかない時のことで1年中こんなではありませんでしたが、残業100時間超えなんて日常チャメシドキでした。
私も若かったから生き延びられましたが、今なら2日やったら倒れるでしょう(笑)
いくら残業代をくれていたとはいえ、ひどいでしょ。
残業って必要なの?
残業は必要か?
これって色々な要素が絡んでいて簡単には書き切れませんが、土木設計業界に身を置く私の個人的意見であるということをまずお伝えしておきます。
結論から言うと、
残業してなんぼ!ではありません。
設計を仕上げてなんぼ!です。
ただ、1人で設計を仕上げるとなると10年は(あるいはそれ以上)かかります。
10年間ずっととは言いませんが、最初の数年間は誰かがついていて指導しなければなりません。
つまり自分の給料を自分で打てないわけですから会社としては持ち出しです。
だって放っておくと1円も稼げないんですから。
表現は悪いですが、腰掛→転職→腰掛→転職を繰り返して理想の職場を探すのもいいでしょう。全く否定しません。
ただし設計のようないわば職人的な業種(職人になりたくないなら業種を変えましょう)の場合はとにかく早く1人前になること。
1人前になること、これがまず最初のステップです。
最初のステップがとめどもなく長く大変なんですが、そこをクリア出来たら、ヘッドハンティングされるもよし、自社で骨を埋めるもよし、自分で社長になって会社を立ち上げるもよし、色々な方向が見えてきます。
ただ、その1人前になるステップの中でどうしても時間が足らないと言う場合もあるでしょう。
そんな時には残業するしかないんです。(あるいは仕事を持ち帰るか。)
それ以外に何か方法はありますか?コピーロボットでも買って2人前で仕事しますか?
根性論ではありません。
自分がどうなりたいかを見据えているかかどうかだと思います。
それがイヤならさっさと辞めちゃって、残業のない業界へ行くことをお勧めします。
本文は以上です。
編集後記
『土木小ネタ:残業時間。』はいかがでしたか?
楽しんでいただけたでしょうか?
土木設計業界ってなかなかいいところでしょww
私の頭の中も昭和の嵐が吹き荒れていますね。
まぁ、賛同も共感もしていただかなくてもいいですが、たまにはこんなこと書いてもいいんじゃないかと思って書きました。
最近では月に10時間くらいしか残業しません。ってか出来ません。
もう気力も体力も野望もないですし。
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